教育施設の定期清掃 〜新棟追加で5日間のプロジェクト〜

新棟追加で清掃範囲が拡大

この度、当社が定期的に清掃を担当している教育施設において、5日間にわたる大規模な定期清掃を実施しました。これまでは3日間で完了していた作業ですが、今回から施設に新しい棟が追加されたため、作業日数を5日間に延長しました。

日数が増えたことで、各エリアの清掃により多くの時間をかけられるようになり、さらに細部まで行き届いた清掃サービスを提供することができました。
新たな挑戦となりましたが、チーム一丸となって取り組んだプロジェクトの詳細をご紹介します。

ナノテックシステムのメンテナンス技術

この教育施設の大きな特徴は、ナノテックシステムを採用していることです。
当社では、このナノテックシステムはワックス被膜をコントロールする独自のメンテナンス方法を確立しています。
一般的なワックス掛けとは異なり、床材の特性を理解した上で、必要な箇所に必要な量のワックスを塗布し、床材本来の機能を最大限に引き出します。

このような適切なメンテナンスを継続してきた結果、竣工から数年が経過した現在でも、新築時のような美しさと機能性を維持することに成功しています。
これは私たちプロの清掃技術者として最も誇りに思う点です。

新棟の特性に合わせたメンテナンス計画

今回新たに追加された棟には、1日に1000人以上が行き来する通路や大規模な食堂が設置されています。
人の往来が多い場所は、床材への負荷が大きく、汚れの蓄積も早いため、通常の清掃方法では美観の維持が難しくなります。

私たちは事前に現場を詳細に調査し、以下のポイントに焦点を当てて最適なメンテナンス方法を検討しました:

  1. 通行量に応じたゾーニング:人の往来が特に多いエリアと比較的少ないエリアを区分け
  2. 汚れの特性分析:食堂エリアの油汚れ、通路の砂埃など、場所ごとの汚れの特性に合わせた洗剤選び
  3. 季節要因の考慮:梅雨時や冬季など、季節によって変化する汚れの対応策

徹底した下準備が美しい仕上がりの秘訣

定期清掃において最も重要なのは、実は目に見える洗浄作業よりも、その前段階の準備作業です。特に今回の新棟では、開設後初めての定期清掃となるため、目に見えない土砂や埃が予想以上に蓄積していました。

そこで私たちは、洗浄作業に入る前に入念な除塵作業を実施しました。具体的には:

  • 高性能バキュームクリーナーによる徹底的な埃の除去
  • 専用ブラシによるカーペット繊維内の微細な砂や埃の掻き出し
  • ウェットダスターを使用し埃が巻き上がらないように回収

これらの準備作業に時間を費やしましたが、この下準備があったからこそ、その後の洗浄作業が効果的に行え、美しい仕上がりにつながりました。

「水と洗剤を惜しまない」という基本姿勢

床材洗浄において私たちが大切にしている基本姿勢は、「水と洗剤を惜しまない」ということです。特に通行量の多い場所では、汚れが深部まで浸透していることが多く、少量の水や洗剤では表面的な清掃に留まってしまいます。

今回の清掃では、適切な洗剤を選定した上で、十分な量の水と洗剤を使用し、汚れを包み込み除去する徹底した洗浄を行いました。
もちろん床材に負担をかけないよう、ナノテックシステムの特性を考慮した洗剤濃度と水量を計算した上での作業です。

日常清掃を見据えたメンテナンス

定期清掃の最終目標は、その後の日常清掃がしやすい環境を整えることでもあります。
今回の清掃では、日々の清掃スタッフの負担を軽減するため、床材にダメージを蓄積しない工夫をご提案しました。

  1. 重汚染エリアのコーティング施工:コーティング施工をすることによってヒールマークがつきにくく、美観維持が期待されます
  2. 埃への対処:掃除機や箒でゴミを回収していると埃がまきあがってしまいます。ホコリがまわないような適切な回収方法
  3. 清掃しやすい動線設計のアドバイス:施設管理者に対して、什器の配置や通路確保など清掃しやすい環境づくりの提案

これらのご提案により、日常の清掃作業が効率化され、施設全体の美観維持がより容易になります。

これからの継続的なケアに向けて

教育施設は多くの若者が学び、成長する大切な場所です。私たちはただ床をきれいにするだけでなく、施設全体を大切に管理し、学びの環境を支えるという使命感を持って清掃活動に取り組んでいます。

今回の定期清掃を通じて得た新棟の特性や汚れの傾向などの知見を、今後の日常清掃や次回の定期清掃に活かしていきます。また、季節の変化や利用状況の変化に応じて、臨機応変にメンテナンス方法を調整していく予定です。

これからも[会社名]は、教育施設の美観維持と衛生環境の向上を通じて、学びの場づくりに貢献してまいります。

まとめ

5日間にわたる大規模な定期清掃を無事に終えることができました。新棟の追加という新たな挑戦もありましたが、事前の入念な準備と計画、そして技術者一人ひとりの丁寧な作業により、施設全体を美しく仕上げることができました。

日常の清掃が楽になり、また建物を大切に管理できるよう、これからも技術の研鑽と品質の向上に努めてまいります。

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