ビルの品格を支える「見えない細部」の徹底管理。千代田区オフィスビル定期清掃レポート

千代田区という一等地に位置するオフィスビルにおいて、その資産価値を維持するために最も重要なのは「清潔感の鮮度」です。テナント様や来訪者が無意識に感じる快適さは、日常清掃だけでは届かない細部へのこだわりによって作られます。

今回は、私たちが実施した定期清掃の現場から、場所ごとの特性に合わせた最適なメンテナンス戦略について解説します。


廊下と階段:素材を守り、汚れを「根」から断つ

人の行き来が最も激しい共用部は、清掃手法の選択一つでその後の劣化スピードが大きく変わります。

1. 内廊下カーペットの「セミドライ洗浄」

内廊下のカーペット洗浄において、私たちはあえて大量の水を使わない「セミドライ方式」を選択しています。これは、通気性の限られた内廊下でウェット洗浄を行うと乾燥に時間がかかり、カビの発生や素材の痛みを招くリスクがあるためです。 専門の掃除機でしっかりと除塵を行い、カーペットの毛を立ててから洗浄することで、素材を保護しながら深層の汚れを浮かせます。

カーペットをヴァルチャーオービタルで定期清掃を行なっています。

2. 共用階段の染み抜き作業

階段部分に蓄積した染み汚れも徹底的に除去しました。

  • 染み汚れの除去:素材を傷めないよう薬剤を選定し、長年の歩行で染み付いた黒ずみをリセットしています。
  • 美観の回復:一段ずつ丁寧に作業することで、階段全体の印象が驚くほど明るくなります。
共用階段のカーペットに染み汚れがあります
洗浄し染みがキレイにぬけました

空調と照明:快適な「光」と「空気」をデザインする

目に見える床面だけでなく、天井付近のメンテナンスこそが、空間の質を決定づけます。

1. エアコンフィルターの清掃頻度

特に不特定多数の出入りがあるエントランスのエアコンフィルターは、埃の蓄積が顕著です。

  • 推奨頻度:私たちは、エントランスのフィルターに関しては「2ヶ月に1回程度」の清掃を強くおすすめしています。
  • 効果:定期的な洗浄 により、空調効率の低下を防ぎ、電気代の削減と機器の寿命延長に貢献します。
フィルターを水で洗い流しています

2. 照明器具の年間メンテナンス

共用部の照明器具も、時間の経過とともに埃や虫の混入で汚れていきます。

  • 光量の確保:これらは照明の明るさを阻害し、ビル全体の雰囲気を暗くしてしまいます。
  • 定期作業:安全面や美観の観点から、照明器具の徹底清掃は「年1回の定期作業」として組み込むのが理想的です。
外周壁面の照明カバーです。
埃や土でかなりよごれています。
一般的な照明器具です。拭きあげでキレイになっています

ガラス洗浄:クリアな視界が生むプロフェッショナルな空間

ビルの透明感を左右するガラス洗浄では、場所に合わせて工法を使い分けています。

  • 高所作業:外壁側のガラスに対しては、熟練の技術を要するブランコ作業を実施しました。
  • 共用部の仕上げ:一方で共用部のガラスは、スクイジーを使用して一枚ずつ丁寧に洗浄しています。

水跡を一切残さない緻密な仕上げによって、ビル内部へ差し込む光を最大化し、開放的なオフィス環境を演出します。

共用部のガラスを洗浄しています

結論:竣工時の輝きを10年先へ繋ぐために

オフィスビルの美観維持は、単なる「掃除」ではありません。建物の劣化を先回りして防ぎ、テナント様に選ばれ続けるための「経営戦略」の一部です。

私たちは、千代田区をはじめとする都心の物件において、それぞれの建物の個性に合わせた最適なメンテナンスプランをご提案し続けています。