掃除が汚れの原因に?台東区マンションのエントランスを真っ黒にした「残留洗剤」の恐怖
東京都台東区にて、新たに管理をお任せいただくことになったマンションの清掃現場から、プロの視点による重要な気づきをレポートします。新規物件とのご縁をいただけたことに、スタッフ一同、心より感謝申し上げます。
今回の現場では、「良かれと思って行っていた日常的な清掃」が、皮肉にも汚れを蓄積させていたという、建物管理において見過ごせないケースに直面しました。
衝撃の事実:清掃しているはずの床がなぜ真っ黒なのか
エントランスに足を踏み入れた際、タイルの汚れ方が極端に目立っていました。歩行エリアが全体的に黒ずんでいる一方で、ある特定の場所だけが異彩を放っていました。
マットの下だけが本来の白さ
エントランスに敷かれたマットをめくってみると、その下のタイルだけが本来の白い色を保っていました。しかし、マットの周囲や歩行ルートは、まるで別の素材かと思うほど真っ黒に変色してしまっています。

汚れの真犯人は「洗剤の残留」
プロの目でこれまでの清掃状況を分析した結果、この黒ずみの原因は以下の2点にあることが判明しました。
- 洗剤の希釈濃度が濃すぎる:洗浄力を高めようとするあまり、規定以上の濃度で洗剤が使用されていました。
- リンス(すすぎ)作業の欠如:洗剤成分を水モップで軽く拭くだけで終わらせてしまい、タイル表面に成分が残っていました。
この残留したベタつく洗剤成分が、通行人の靴底についた埃や排気ガスの汚れを吸着し、時間の経過とともに層となって固着してしまったのが「真っ黒な床」の正体です。

ビニールシートから溢れ出す謎の泡の正体
次に、共用部のビニールシート部分の洗浄作業を行いました。ここでも、残留洗剤の影響が顕著に現れることとなります。
水だけで洗っているのに消えない大量の泡
通常、水のみで洗浄すれば泡は立たないはずですが、機械を回すと床から大量の泡が発生しました。これは過去の清掃時にしっかりと洗い流されなかった洗剤が、素材の奥深くにしつこく残っていた証拠です。
このような状態では、いくら新しい洗剤を投入しても、古い汚れと洗剤が混ざり合い、美観をさらに損ねる「負の連鎖」に陥ってしまいます。

適切な清掃方法こそが建物のポテンシャルを引き出す
今回の作業では、まずこの残留成分をリセットする必要がありました。
現場での判断と徹底洗浄
あいにく現場には専用の特殊洗剤を持ち合わせていなかったため、今回は汎用洗剤を駆使して代用しましたが、徹底的なリンス作業を何度も重ねることで、蓄積した黒ずみを大幅に解消することに成功しました。
プロが警鐘を鳴らす清掃の落とし穴
「清掃しているのに、結果的に建物を汚してしまっている」という事態は、知識不足によってどの現場でも起こり得ることです。
- 正しい希釈倍率を厳守する:濃い洗剤は汚れを呼ぶ原因になります。
- リンス作業を徹底する:洗剤分を完全に除去することが、再汚染を防ぐ最大の鍵です。
美観の維持には、ただ丁寧に作業するだけでなく、素材と洗剤の性質を理解した「適切な清掃技術」が不可欠です。私たちは、建物が本来持つ輝きを取り戻し、それを長く維持できるよう、一歩踏み込んだ丁寧な管理を続けてまいります。
マンション管理組合様・オーナー様へ
「定期的に掃除をしているのに、エントランスの黒ずみが取れない」「廊下がベタつく」といったお悩みはありませんか? それは、蓄積された洗剤が原因かもしれません。
私たちは、現状を正確に診断し、建物にとって最適な「リセット清掃」をご提案します。台東区周辺のマンション清掃に関するご相談は、いつでも承っております。


