✨ 床色が劇的に復活!杉並区クリニックの「剥離洗浄」レポート:何層ものワックスを取り除くプロの技術

クリニックや病院、施設など、特に清潔感が求められる場所では、床の定期的なワックス清掃が欠かせません。しかし、ワックスを塗り重ねることで、床材本来の色がくすみ、黒ずみが目立ってくることがあります。

この現象をリセットするのが、**「剥離(はくり)洗浄」**という特殊清掃です。

今回、私たちは杉並区のクリニックで、長年積み重ねられた古いワックス層を徹底的に除去する剥離洗浄を実施しました。単なる清掃ではなく、新人教育も兼ねた、奥深い剥離作業の裏側をレポートします。


😱 ビフォー:床材の色を隠してしまった古いワックス層

まずは清掃前の床の状態をご覧ください。

古いワックスが変色し汚れて見えます。

1. 待合室のくすみと色ムラ

待合室の床は、長年のワックス塗布により、全体的にくすんで見えます。特に人の動線が多い場所とそうでない場所で、ワックスの劣化や汚れの固着にムラが出ています。

2. 診察室付近の黒ずみ

こちらは診察室に近いエリアです。古いワックスの上に新たなワックスを塗布し続けた結果、何層にもなったワックスが堆積し、床材の色がすっかり沈んでしまっています。

このクリニックでは以前の業者からワックス塗布を続けており、何層塗っているのか把握できない状態でした。


🛠️ プロの剥離洗浄:古いワックスを根こそぎ除去

古いワックスを放置すると、せっかく新しいワックスを塗ってもすぐに汚れてしまうため、一旦リセットする「剥離洗浄」が不可欠です。
※ナノテックシステムを導入すれば必要ありません

今回は、剥離作業の専門的な技術を学ぶ攪拌剥離の講習も兼ねて、作業員を多めに配置して実施しました。

1. 午前:減膜を意識した定期清掃

本格的な剥離の前に、午前中は通常の定期清掃部分を、ワックスの層を薄くする(減膜)ことを意識して丁寧に清掃しました。

2. 午後:剥離作業と新人レクチャー

午後からはいよいよ剥離作業です。

  • 剥離の考え方と養生: 新人社員に対して、剥離剤が床材や壁、金属部分にダメージを与えないよう、養生の仕方剥離の基本的な考え方などを細かくレクチャーしました。
  • 攪拌剥離の実施: 強力な剥離剤を塗布し、ポリッシャー(洗浄機)でワックス層を攪拌・溶解させます。

剥離作業で特に重要なのが、溶解させる工程です。今回は、ピーリング用のほうきと呼ばれる特殊なツールを新人社員にも使用してもらい、モップで剥離剤を塗布した場合とツールを使った場合の違いを体感してもらいました。


✨ アフター:ワックス除去で「元の床色」が蘇る

剥離洗浄によって何層にも重なった古いワックスが除去された結果、床材は本来の色を取り戻しました。

いかがでしょうか。くすみがなくなり、素材本来の明るい色が蘇ったことで、院内の印象が劇的に清潔で明るくなりました。

古いワックスが変色
元の色に戻り新築のようです

衛生的かつ健康的な空間へ

古いワックス層の下には、長年の汚れやカビが潜んでいることがあります。剥離洗浄は、見た目を改善するだけでなく、衛生的な空間をリセットする上でも非常に重要です。

大掛かりな床材の張替え工事を行うことなく、短期間で高い美観と衛生レベルを実現しました。

待合室の床も真っ黒
スッキリとし色鮮やかになりました。

クリニック・施設管理者様へ

「うちの床、最近くすんできたな」「掃除してもすぐに黒ずむ」と感じたら、それはワックスの剥離が必要なサインかもしれません。

剥離清掃は技術と知識が必要です。長年のワックス層を根こそぎ除去し、床材をリセットすることで、施設の清潔感と資産価値を守ります。

床の剥離洗浄やメンテナンス計画について、専門的なご提案をご希望の方は、ぜひ一度ご相談ください。